#掃除 掃除を疎かにしてはいけません

学校では、そろそろ大掃除ですよね。

一年の終わりの掃除を疎かにしてはいけません。

隅々まで掃き清め、拭き清め、こびりついた汚れを取り除くのが大掃除です。

それは、お正月の神様(生きる力、福徳を授けて下さる神様・・・ 年神さま)をお迎えする準備。

これが伝統文化ですね。

人が人として、「しておいた方がいいこと」を誰かに教えるのに「神様」を持ってくる。

トイレの神様」も、そうですよね。

神様を持ち出すことで、「別にいいんじゃない」と言いたくなるようなことでも、「やっぱり、しておかなくちゃ」と、なる。

先人たちの知恵・・・ ですよね。

日本は、至る所に神様がいます。

トイレの神様、庭の神様、池の神様、台所の神様・・・ のみならず、ひとつひとつの道具にも神様が宿ります。

だから、それらを「ありがとうございます」と使わせていただきます。

それが、「勿体ない」ですよね。

さて、大掃除の話に戻ります。

隅々まで掃除をするのなら、モノを除けねばなりません。

当たり前のことですね。

教室を利用する生徒たちの私物は、一旦、持ち帰らせねばいけません。

でないと、隅々まで掃き清める、拭き清めることが出来ません。

それを、最近は、「荷物が重くなるから」などと、年末の大掃除のときですら、子どもたちに私物の置きっぱなしを認めるそうです。

ま、その方が先生たちも気が楽ですからね。

 

問題の先送りです。

 

配布物や課題プリントなどが、机の中やロッカーに押し込まれています。

もう、学校で必要のないものが机の中やロッカーに押し込まれています。

そういうことを点検することも出来るのに、「別にええか・・・」と、出来るなら煩わしいことは避けたいと、年末の大掃除前にも私物を置きっぱなしにすることを許可する。

それは、教育の手抜き。

そして、小さな手抜きが積もり積もって、大きな問題が起きます。

大きな問題が起こったときには、「あの親だから」「あの子はああだから」と、責任を保護者や子どもに押しつけます。

ほんの少しではあるけれど、踏ん張ってる先生ばかりが、苦しんでいます。