「イジメ」の取り上げ方

今し方、「イジメ」で不登校になってしまった子や、あまりにも悲しいことやけど、自分の命を絶ってしまった子たちのことが報道されてました。

せやけど・・・ なんやろな・・・ こういう報道には、めっちゃ違和感を持ってまうねん。

「イジメ」は絶対悪で、許せるものではなく根絶せなアカン!

でないと、命を断つ子の無念と、子を失う親の悲しみは、延々と生み出される。

そういう主張やな。

で、母親が涙する映像を流す。

そして、「あの子のS O Sに応えてくれる先生はいなかったのか・・・ 」と母親は呟く。

でもね、その子が自らの命を絶ったことに関わったとされる子たちは、これからどない生きて行ったらええん?

大人の世界での理不尽な「イジメ」なら、「イジメた」という事実を裁判にでも何でもすればいいとは、思う。

せやけど、発展途上人の子たちやで。

言いすぎたり、し過ぎたりするんが子どもやん。

ほいで、傷つけたり、傷つけられたりしながら人間関係を学んで行くんが、子どもやん。

そういうことがあったとき、イジメた方も、イジメられた方も、「1アップ」できるような「指導」をするのが学校の先生の仕事やし、「子育て」をするのが家庭やと思うんです。

人は生きて行く上で、様々な困難や辛苦に出会うもんです。

私は・・・ 人間関係・・・ すなわち社会性の基盤を形成するのは家庭やと思うんですがね。

自らの命を絶ってしまった子たちには、「何処にも」逃げ場がなかったんやと思います。

報道する側の人たちには、表面的なところばかりではなく、根本的なところまで言及してもらいたい。

もう一つ・・・

社会的圧力をかければ、イジメた側に謝罪させることは、できる。

せやけど、それが、イジメられた子の先々の人生を守ることにはならへん。

そう思うねん。