評価のため?

いつの頃やったか・・・ 忘れてしもたけど、学校現場に「観点別評価に基づいて評定(通知簿の12345)しなさい」っちゅうお達しが文科省からだされました。

どの教科にも「意欲」いう項目があったんやけど、その「意欲」を評価するために、真面目な先生方はあれやこれやと提出物を出しては点検。

結果・・・ 学習意欲を持てない子、学力が低い子には「c」がついたりして、評定はダメ押しの「1」とか「2」が確定。

それだけやない。

テストで95点以上ばっかりとってる子に「4」がついたり、「3」がつくこともある。

同業の私も「えっ?」ですね。

当然、保護者からも文句がでる。

真面目な先生方は、「観点別で評定を出したらこのようになるんです」っちゅう説明しか出来ん。

でもねー

テストで高得点取るためには、かなりの努力が要るんですよ。

でも、それは見えない。

見えないから、評価出来ない。

それ、アカン!

で、学期末には、苦情と言い訳。

数年前、今度は、「提出物で意欲は評価しないこと!」っちゅうお達しが出た。

授業をする度に子たちに、「何を考え、何を理解した」のかを文章表記させて、それを評定の材料にしようと、真面目な先生方は、そのことばかりに一生懸命になって、評価するための授業・・・ ってなことになってしもぉた。

学校は、どんどんとこじんまりしていく。