大体 アバウト がいい

昔・・・

西洋から時計が入ってくるまでは、日本では、「今わ何刻(なんどき)?」っちゅう感じで今でいう時間の確認をしてた。

例えば・・・

「明け六つ」いうたら朝の6時で、世の中が動き始める頃。

「暮れ六つ」いうたら夕方の6時で、世の中の動きが収まっていく頃。

ちなみに、午後8時やら午前8時を「五つ」といいます。

つまり、2時間刻みで世の中がうごいてたってことなんです。

何分何秒っちゅう概念はなかった。

そういう時代を生きてた私たちのこの国の先輩方は、おおらかやったと思います。

おおらかっちゅうことは、他者に対してもそういうことやから・・・ 他者に寛容やったってことでしょうね。

他者に対して、物事に対して、イラッとくることはあったやろうけど、「ま、しゃーないな」で終わらすことが出来たんやろね。

それが出来へんのが、私たち現代人。

せやから・・・ それでなくても難しい人間関係が更に難しくなってしもてるんやろねー。

学校の先生方は、こういうことも考えなあきません。

こういうお話も、学校&学年だよりの記事にせなあきません。