主婦
家事って大変!
子育てって大変!
家族の食事(何人ものお弁当を作らなければならないこともある)が、大変。
朝昼晩のメニューに頭を悩ませ、雨の日も風の日もお買い物に行かなくちゃならないこともある。
そのついでに、歯ブラシやら歯磨き粉、爪楊枝、石鹸、シャンプー・・・ その他、生活に必要なものも買い揃えておかねばならない。
そして、お料理に後片付け。
掃除に洗濯もある。
赤ちゃんがいれば、オムツを変えねばならないし、夜泣きもある。
睡眠時間も十分にとれない。
子どもたちの宿題や持ち物のチェックも大変。
子どもたちが部活動をするようになったら、これまた大変。
半端ない汚れ物の洗濯もあるし、休日も早朝からの練習やら試合やら・・・ あっ、そのためのお弁当も作らなきゃならないし・・・ 。
ホンマに大変!
だから、私、嫁さんに頭が上がりません。
長男を自転車の前に乗せて、お腹に長女を抱えて、私が忘れたお弁当を職場まで持って来てくれたことは、ホンマ・・・ 忘れられません。
だから、お小遣いを貰うときも、「無駄遣いしなや!」と毎度毎度いわれるのですが、ただただうなづくだけです。
そう、お金の管理も嫁さんです。
「私は結婚したら働きに出ぇへんで。そのかわり、家のことは任しとき」と宣言した通りに、嫁さんは、家事も三人の子育ても見事にこなしてくれました。
その三人の子たちも、それぞれに自分の家族を持って幸せにやってくれてます。
ちょっと話は変わりますが、三人の子たちの子・・・ つまり孫たちは、お年玉やクリスマスプレゼントや誕生プレゼントを手にして「おばあちゃん、ありがとう」と言います。
嫁さんが、「おじいちゃんとおばあちゃんからやで」と孫たちに教えるも・・・ 「だって、おじいちゃんはお金持ってないやーん」。
まあ、いいんですが、それが主婦の偉力というものなんでしょうねー。
なんだか、今の世の中、「主婦」というのは女性を縛りつけるようなものだと言わんばかりの風潮です。
でも、それって・・・ 主婦を馬鹿にしてるというか、主婦の仕事を軽んじてるとしか思えません。
私、仕事に専心出来たのは、嫁さんが主婦という仕事に専心してくれたからだと感謝しています。
嫁さんにも、主婦としての矜持がある。
これも、家族の役割分担ではないでしょうか。
もちろん、夫婦がそれぞれに世の中に出て仕事をして、仕事をすることによって生き甲斐を感じるのもいい。
それは、全然悪いことではないと思う。
いやいや、いいことです。
家事や子育てを分担するのも、いいことです。
でも、私が仕事に専念して生活に必要なお金を稼いできて、それを嫁さんが家事や子育てに使うという役割分担があってもいいでしょう。
もちろん、私も家事やら子育てをしなければいけません。
でも、嫁さんが、私が稼いでくるための仕事に専念しやすいようにする、という有難い気遣いをしてくれることも必要。
夫婦の共通理解の下、「家事」という仕事と、「稼いでくる仕事」という役割分担が出来ていればそれでいいと思うのですがねー。
子どもたちが家に帰って来たときにはお母さんが居る。
私が帰宅したときには嫁さんが居る。
子どもたちも、私も、それだけのことでどれだけホッと一息つけることか・・・ 。
主婦という仕事は、とても大切なものだと思うんです。